良質な睡眠で慢性疲労を回復しよう

質の高い睡眠のために寝室を整える

入眠してから目覚めるまでの間には様々な生理現象が起こります。

まず、入眠とともに深部体温が1.5度から2度も下がるとされていますが、この体温低下は大量の発汗や毛細血管からの放熱によって起こります。

つまり、寝床の中は身体から放出された蒸気と熱によって高温多湿となるのです。

この時、寝具に十分な吸湿性と通気性がなければ熟睡が妨げられます。

深部体温の低下に反比例するように手足の温度が上昇するので、特に足下の辺りはムレやすくなります。

慢性疲労に陥らないような質の良い睡眠を取るためには、寝入りばなの高温多湿を緩和するだけでなく、目覚めるまでの6~7時間を快適に眠れる寝具が必要です。

一度寝具に吸収された湿気と温度を寝具から放出できるような放湿性と通気性に加え、保温性も求められます。

寝床の中の環境は湿度が50%程度、温度が摂氏33度程度が最も良いとされています。

また、寝室全体として適温適湿が保たれるよう空調やヒーターの利用も必要です。

明るさや騒音への対策も凝らして、慢性疲労から回復できる睡眠を実現しましょう。

入眠時に深部体温を下げて質の高い眠りを

睡眠の悩みを抱えている人の中で、なかなか寝付かれないことを挙げる人も多いです。

そうでなくとも少ない睡眠時間を眠れずに寝床にいるのでは、慢性疲労から回復するどころか疲労が蓄積してしまいますね。

普段は寝付きがよい人でも夏の熱帯夜などでは、やはり寝付きにくさを訴えることもあります。

これは、寝床に入る時間になっても深部体温が一向に下がる気配がないためだと思われます。

よく、低めの温度でじっくり入浴することが推奨されますが、身体の芯まで温めるような入浴の効果は、筋肉などの緊張をほぐしてリラックス出来るといった事だけではありません。

慢性疲労に悩む

端的に、いったん上昇させた深部体温が入浴の2時間後くらいに下がることを利用すれば、スムーズに入眠できる効果があるのです。

深部体温を上げてから下げることで生まれる落差ということを忘れると、入浴でリラックスしたはずなのに風呂上がりで時間が経ってない為かえって眠れない、ということになりがちです。

慢性疲労を取り除くための睡眠には、体温のコントロールという発想が必要なのです。